ワンダフル・ワールドの見どころ
ワンダフル・ワールドのおすすめポイント
ジャズ・エイジの音楽が見事に蘇る
客席にはミュージカルファンだけではなく、アームストロング率いるアメリカのジャズのマニア、1920年代の良き時代を感じたい人などが見受けられます。それほど高いクオリティであの頃の音楽を再現している作品です。
黒人ミュージシャンとしてのサッチモの功績
サッチモの愛称で親しまれたアームストロングの名曲と共に、彼の深い人間性が描かれています。ジャズという音楽を通じて、人種的な偏見や差別を乗り越え、人々を繋ぎ、「笑おう」と呼びかけた彼の歴史を覗いてみよう。
黒人音楽の宝庫。歌も凄いがダンスも凄い!
主人公のアームストロングの歌声はもちろん、女性キャストたちの太くパワフルな歌声も鳥肌モノ。タップダンスをたっぷり披露するシーンもあり見応えたっぷり。黒人音楽と白人音楽を融合したジャズの面白さを肌で感じて。
ワンダフル・ワールドの基本情報
公演場所
- スタジオ54
住所:254 W 54th St, New York, NY 10019 (地図) 上演時間
- 2時間30分 / 約15分の休憩時間含む
休憩時間には限定グッズを購入したり、トイレを済ませましょう。 子供制限
- 4歳以上 ※子供料金設定なし
日本語翻訳機
- 有り(オーディオ翻訳機)※ 有料
観劇の注意点
- 劇場内は冷房が効いて涼しいので、暖かめの服装がおすすめ。
荷物はなるべく少なめに。必要のない物は持っていかない。
小さなお子様と一緒の方は、座椅子があるかどうかスタッフに聞いてみるといいかもしれません どんな作品?
- 初心者向け 英語が不安でも楽しめる 歌が凄い ダンスが凄い 楽しい
ワンダフル・ワールドの公演スケジュール
ブロードウェイミュージカル「ワンダフル・ワールド」の基本的な日程表です。チケット購入ボタンから進むと、カレンダーが表示されます。
スクロールして右側をご覧頂けます開演 | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
昼の部 夜の部 | 3PM | 7PM | 休演日 | 7PM | 2PM 7:30PM | 7PM | 2PM 8PM |
ワンダフル・ワールドのあらすじ
ワンダフル・ワールドの物語(ストーリー)
このミュージカルは、彼の4人の妻の視点を通じて物語が進行します。アームストロングが多くの功績を残し、国際的な名声を築く一方で、恋愛や私生活では複雑な関係があったことが強調されています。
最初の妻、デイジーとは1920年代初頭に結婚。貧しい生活をしながらも、アームストロングが初期のジャズ演奏家としてのスタイルを確立する際に、精神的な支えとなりました。しかし、経済的な困難とアームストロングのキャリアに伴うストレスが重なり、離婚します。
2番目の妻のリルは、シカゴでアームストロングに出会い、1928年に結婚。ピアニストであったリルは、彼がアーティストとして成長し、シカゴのジャズシーンで注目を集めるのを支えました。彼女は彼に多大な影響を与え、アームストロングがソロアーティストとしての道を歩むよう導いた人物です。
3番目の妻のアルファは、彼が名声を確立した時期に共にいた女性です。彼の成功がピークに達したときに結婚し、彼のミュージシャンとしてのスタイルが成熟する過程をそばで見守りました。しかし、彼のライフスタイルとキャリアのプレッシャーから、2人の関係は次第に冷めていきます。
最後の妻のルシールは、元コットン・クラブのダンサー、歌手で、アームストロングの最愛の妻と言われています。彼の人生の晩年を支えた女性です。アームストロングが世界的なアイコンとなった後の生活を共にし、彼の晩年を見届けました。ルシールは、「ミセス・サッチモ」とも呼ばれ、彼が音楽に留まらず、社会的な発言力も持つ存在として広く認められる姿を支え続けました。
劇中では、アームストロングの代表曲「What a Wonderful World」や「When You’re Smiling」など、彼が広めた名曲も登場し、音楽と彼の個人的な人生のエピソードが交錯しています。また、舞台は彼の結婚生活を中心に4つのセクションに分かれており、それぞれの妻との関係や影響が描かれています。この構成により、彼の成功の裏側にあった人間的な部分が浮き彫りにされています。
ここは押さえておきたい!ルイ・アームストロングの歴史
ミュージカル「ワンダフルワールド」をより理解するためには、主人公、ルイ・アームストロングの人生をざっくりと把握すると良いです。下にまとめて紹介します♪
どんな人物?
ルイ・アームストロング(Louis Armstrong, 1901年8月4日 – 1971年7月6日)は、アメリカのトランペット奏者、歌手、バンドリーダーとして広く知られ、20世紀の音楽史に大きな影響を与えたジャズの象徴的存在です。彼の人生は、音楽史上最も影響力のある存在の一つとして、ジャズだけでなくエンターテイメント全般に大きな足跡を残しました。その背景には、ニューオーリンズの貧しい環境での成長や、彼の音楽が持つ革新性、黒人問題との闘い、そして彼の人間的な魅力があります。
ニューオリンズ時代
・誕生と出生地について
1901年、アメリカ南部のルイジアナ州ニューオーリンズで生まれました。貧しい家庭に育ち、幼少期は厳しい環境に置かれていました。ニューオーリンズは、ジャズの発祥地として知られる文化的な多様性に富んだ街であり、その中心地である「コンゴ・スクウェア(コンゴ広場)」は、アフリカ系奴隷の多かったこの地で、日曜日にだけ奴隷たちが集まりダンスをすることが許された場所でした。本作の冒頭でそのような場面が登場します。
・音楽との出会い
12歳の時に銃を発砲した罪で矯正施設に送られ、そこでトランペットに出会いました。この経験が彼の人生を大きく変える転機となり、後に「銀のトランペット」が彼の手元に渡ります。ルイは施設での教育を経て、街頭で演奏しながら音楽の基礎を固めていきました。
・キャリアの始まり
地元ニューオーリンズで有名なジャズバンド、特にキング・オリバーとの共演を通じて経験を積みました。オリバーはルイの才能を見出し、1922年にシカゴに呼び寄せました。
シカゴ時代
・シカゴでの成功
1920年代にシカゴに移り、キング・オリバーの「クレオール・ジャズ・バンド」で活動。彼の卓越したトランペット技術が注目されるようになりました。のちに彼自身のグループで活動するように。その頃に録音した作品は、ジャズの発展に重要な役割を果たしました。
全米で活躍した時代
・全米で地位を確立した全盛期
トランペット演奏だけでなく、独特の「スキャット(アドリブで、歌詞なしで「ドゥビドゥバ」などの音節で即興的に歌う)」歌唱法で人々を魅了しました。
・大衆への浸透
1930年代以降、ルイはラジオ、映画、そして世界ツアーを通じてその名声を国際的に広げました。特に、彼の温かい人柄とコミカルな一面は、彼を単なるミュージシャン以上の存在にしました。「What a Wonderful World」「Hello, Dolly!」「When the Saints Go Marching In」など、多くの名曲を生み出しました。
・「What a Wonderful World」について
こちらのミュージカルの表題にもなっているルイ・アームストロングの代表曲です。彼の哲学や人生観を反映しており、混沌とした時代の中でも希望と感謝の心を忘れない大切さを教えてくれる歌です。ベトナム戦争や公民権運動が進行していた時代にリリースされた背景もあり、希望と平和への願い、身の回りの小さな美しさ、例えば青い空や咲く花、そして人と人とのつながりなど、日常の中にある喜びを描写しています。当時、アームストロングはアフリカ系アメリカ人として、音楽を通じて人種を超えた平和と調和を象徴する存在でした。彼の温かみのある歌声は、この曲をさらに心に響くものにしました。
晩年
・世界的な人気
ニューヨークで出会った最後の妻、ルシールと寄り添いながら、1960年代まで現役で活動し、国際的なツアーを行いました。
・黒人としてのアイデンティティ
ルイのキャリアは、黒人差別が厳しい時代に展開されました。「When you’re smiling(君ほほえめば)」の歌詞からもわかるように、彼はその人柄と音楽を通じて、文化的な壁を越え、黒人アーティストが広く認められる道を切り開きました。
・隠し子について
作中に少し登場するので触れます。ルイ・アームストロングには、隠し子がいたとされています。その娘であるシャロン・プレストン=フォルタは、アームストロングとコットンクラブのダンサーとの関係によって生まれた子供です。アームストロングはシャロンとその母親を経済的に支援していますが、この事実は彼の生前には明らかにされることはなく、彼の公的な家族やキャリアとは切り離されたものでした。
・晩年
彼は晩年まで音楽活動を続け、1971年、ニューヨーク市クイーンズで心臓発作により亡くなりました。
ルイ・アームストロングの遺産
ルイ・アームストロングは、単なるジャズのパイオニアではなく、音楽を通じて人々に希望と喜びを与え続けた人物です。彼の独創的な演奏スタイルと温かみのある人柄は、多くの人々にとってインスピレーションの源となっています。彼の遺産は、音楽のジャンルを越えて永遠に生き続けるでしょう。
ワンダフル・ワールドの登場人物
ワンダフル・ワールドのキャラクター・キャスト
ブロードウェイミュージカル「ワンダフル・ワールド」の登場人物。当日のキャストは劇場内でもらえるPlaybillという小冊子で確認できます。
ワンダフル・ワールドの劇場
スタジオ54(Studio 54)
元々劇場としてオープンしたスタジオ54ですが、凄腕経営者のイアン・シュレーガーなどの手にかかり、アーティスト、歌手、作家など時代の寵児たちが集まる夜の社交場として一世を風靡しました。
スタジオ54はあのマイケル・ジャクソンやアンディ・ウォーホル、デヴィッド・ボウイ、シェール、ダイアナ・ロスなどの所謂“セレブ”と呼ばれる人たちが足を運んで羽目を外して楽しんでいた場所。閉店後に劇場内は改装工事が行われ、ディスコの装いはありませんが、シャンデリアやその華やかさを匂わせる豪勢な内装は創設当時のまま。セレブたちも目にした美しい装飾にぜひご注目下さい。
劇場付近の治安
スタジオ54は、劇場街からはやや静かな54ストリートの8番街とブロードウェイの間に位置しています。近くに夜までやっているスーパーマーケットやレストランがありますので、夜でも明るく、観劇が終わった夜の10時以降でも安心してホテルに帰る事が出来ます。ワンダフル・ワールドの座席
ワンダフル・ワールドの動画
ワンダフル・ワールドのYouTube(ユーチューブ)動画
ブロードウェイミュージカル「ワンダフル・ワールド」のプロモーション動画です。ジャズ・エイジの渋いサウンドと20年代の雰囲気を体感できるショーの様子のをご覧頂けます。
ワンダフル・ワールドの感想・口コミ
ブロードウェイミュージカル・ワンダフル・ワールド評価・評判
ワンダフル・ワールドをご鑑賞された方はワンクリック評価を投票して下さい。評価はすぐに反映されます。ブロードウェイミュージカル・ワンダフル・ワールドの口コミ
ワンダフル・ワールドをご鑑賞された方は体験談やご感想をお寄せ下さい。投稿は直ちに反映されます。ミュージカル ワンダフル・ワールド の総合評価
皆様からの口コミ
アメリカにおけるジャズの音楽史は、人種差別など難しい話題とは切り離して考えることはできないですね。とても深い内容で勉強になりました。
黒人(と言っていいのでしょうか...最近のアメリカは難しくて)キャストたちのパワフルな歌声が本当に凄かった。2階席でしたが鳥肌立ちました。ジャズ音楽の素晴らしさに触れられて大変感動的でした。また見たいです。
劇場がホテルに近かったのと、あっとブロードウェイのスタッフさんの勧めもありワンダフルワールドを駆け込みで購入。。結論、こんなに感動したことはないというほど感動しました。
ジャズは幼い頃より何となく耳にしてきた程度ですが驚くほど身体に馴染みました。ジャズの力なのでしょうね。。。音も良くて、劇場内いっぱいに1920年代当時のサウンドが蘇っているような感覚になり役者の技術も見事で歌もダンスも見応えがあり。。。
アメリカという国の音楽の歴史を目や耳で体感できて大満足です。素晴らしい作品を勧めていただき感謝感謝です。
アメリカの古き良き音楽が大好きな父に見せたいと心から思いました。ずっと続く作品であって欲しいです。有難うございました。
ワンダフル・ワールドを深掘り
ミュージカル・ワンダフル・ワールドについてもっと詳しく
ジャズ・エイジを再現するための細部へのこだわりが凄い!
他にもプロのタップダンサー、DeWitt Fleming, Jr.がキャスティングされており、見事なタップダンスを披露します。そのクオリティの高さにタップダンスに詳しくなくとも圧倒されること間違いなし。観客からは歓声が上がることも。
製作陣に日本人のヒロイイダさん
ヒロさんのお話では、こちらのワンダフルワールドの音楽的な見どころは、あの時代感に合った音を生み出すことにこだわり抜いていることです。ジャズ・エイジ当時の楽器を使用することで生み出されるあえて”引っかけた”ようなサウンドは、ニューオーリンズにある団体も監修に入り、作品の雰囲気を壊さないよう本気で彼の時代の音楽に向き合って製作されています。
ブロードウェイのレジェンドが演じるアームストロング
アームストロングの只者ではない出で立ち、”笑顔でいようと心がけている人”の笑顔(という細かい演技が見事でした)、ちょっと抜けている感じ、そして見事な歌声。サッチモを演じるために役者になったのではないだろうか、と思うくらい貫禄がありました。
ミュージカル・ワンダフル・ワールドの歌・楽曲について
ワンダフル・ワールド(ルイ・アームストロング・ミュージカル)は、サッチモと呼ばれ愛された彼の名曲が多く登場します。
When You’re Smiling(君微笑めば)
What a Wonderful World(この素晴らしき世界)
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ワンダフル・ワールドのFAQ(よくある質問)
ワンダフル・ワールド(ブロードウェイミュージカル)のチケットは、当日でも購入できますか?
はい、当日でも弊社の購入ページよりオンラインで割引チケットをご購入頂けます。ワンダフル・ワールドのチケットの詳細を表示。
ワンダフル・ワールド(ブロードウェイミュージカル)のチケットの料金はどれくらいですか?
ブロードウェイミュージカル「ワンダフル・ワールド」の料金は、弊社の割引チケットで$71からご購入頂けます。ワンダフル・ワールドのチケットの詳細を表示。
ワンダフル・ワールド(ブロードウェイミュージカル)の歌や会話の英語はどれくらい難しいですか?
ミュージカル ワンダフル・ワールドは、やや英語の難易度が高い作品です。ブラックのイントネーションがやや難しいかもしれません。あらすじを読んでからのお出かけをおすすめします。ワンダフル・ワールド以外のおすすめの作品についてはブロードウェイミュージカルの選び方ガイドをご参照下さい。ニューヨークの数あるミュージカルの中からお好みの作品がきっと見つかります。
ワンダフル・ワールド(ブロードウェイミュージカル)のストーリーやあらすじはありますか?
ブロードウェイミュージカル「ワンダフル・ワールド」のストーリーやあらすじは、ワンダフル・ワールドのあらすじ・ストーリーの欄で案内しています。こちらを読んでおけばストーリーやあらすじが頭の中に簡単に入ります。
ワンダフル・ワールド(ブロードウェイミュージカル)のキャストは分かりますか?
ブロードウェイミュージカル「ルイ・アームストロング・ミュージカル」のキャストや役柄は、ワンダフル・ワールドの登場人物の欄で案内しています。
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